「日本語」で訴えます! ロシアで学生らが弁論大会

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【モスクワ=関根和弘】ロシアやほかの旧ソ連諸国の大学生らによる日本語弁論大会が26日、モスクワ中心部のレーニン図書館で開かれた。参加者のほとんどが日本語学習歴3、4年にもかかわらず、巧みな日本語で自らの体験談などを披露した。

 日本語学習者の励みになるようにとソ連時代から続く行事で、日本大使館が主催。今年は各国から計20人が参加した。

 自らが経験した話をもとに、そこから得られた教訓などを5分間で披露。その後、日本人審査員による質問に日本語で答え、言葉遣いや表現力、日本語の理解度などの総合点で競う。

 モルドバから参加したオリガさん(23)は迷った揚げ句、学生結婚して出産した体験談を披露。「出産は迷いましたが、愛する人の子どもが欲しいと思い、産むことを決めました」などと話した。ロシア・ハバロフスクの女子大生は自らが少数民族出身であることについて語り、ロシア国民として生きながらも、自分のルーツを意識することの大切さを訴えた。コーヒーでダイエットした体験談をユーモアたっぷりに話した学生もいた。

優勝したのはウズベキスタンの法科大学で学ぶアハジョンさん(22)。力仕事などが苦手で家族から叱責(しっせき)された自分を、「社会には色々な人が必要だ」と祖母に励まされ、大学進学を決意したことなどをジェスチャーを交えて話した。アハジョンさんは賞品として日本行きの往復航空券を贈られた。「日本の調停委員制度を研究し、自分の国に役立てたい」と夢を語った。

http://www.asahi.com/articles/TKY201310270067.html